エコキュート交換当日は何をする?工事の流れと準備しておきたいこと

エコキュートの交換が決まると、「工事は何時間かかる?」「ずっと家にいないといけない?」「その日の夜にお風呂へ入れる?」など、当日の過ごし方が気になるものです。
交換当日は、既存機器の撤去、新しい機器の設置、配管・配線の接続、試運転、操作説明という流れで進みます。ただし、設置場所や追加工事の有無によって、作業時間は変わります。
特に覚えておきたいのは、工事が終わる時間と、入浴に必要なお湯がたまる時間は同じではないということです。
この記事では、エコキュートからエコキュートへ交換する一般的なケースを中心に、当日の流れと、ご家庭で準備しておきたいことを紹介します。
エコキュートの交換工事はどれくらいかかる?
交換工事は、条件が整っていれば当日中に完了するケースがあります。予定を立てる際は、半日から1日程度の作業を想定し、施工店に具体的な時間を確認しましょう。
既存の基礎や配管を活用できる場合と、補修や新設が必要な場合では、工事にかかる時間が異なります。搬入経路が狭い、階段がある、設置場所を変更するといった条件でも、作業は増えます。
基礎の作り直しなどが必要な場合は、別日程の工事が組まれることもあります。「交換だから必ず数時間で終わる」と考えず、現地確認後の説明をもとに予定を立てることが大切です。
確認する際は、「作業終了の見込み」と「お湯が使える見込み」を分けて聞いておくと、当日の家事や入浴の予定を調整しやすくなります。
交換当日の工事はどのように進む?
① 作業内容と設置場所を確認する
まず、工事担当者と交換する機種、設置位置、作業範囲などを確認します。あわせて、機器を運ぶ経路や作業車の駐車場所、室内で作業する場所も確認します。
このとき、断水の予定や立ち会いが必要なタイミングも聞いておきましょう。「途中で子どもの送迎がある」などの予定は、作業開始前に伝えておくとスムーズです。
② 作業場所を保護し、古い機器を撤去する
必要な場所を養生し、電源や給水を適切に止めたうえで、既存の貯湯タンク内の水を抜きます。その後、配管や配線を取り外し、機器を搬出します。
タンクには多くの水が入っているため、水抜きにも時間がかかります。見た目に大きな作業が進んでいない時間でも、撤去に必要な工程が行われています。
ご家庭で先に水抜きや配管の取り外しをする必要はありません。事前に施工店から案内があった場合を除き、機器の操作は担当者に任せましょう。
③ 新しいタンクとヒートポンプを設置する
古い機器を撤去したあと、基礎の状態などを確認し、新しい貯湯タンクとヒートポンプユニットを設置します。
タンクは、製品の施工条件に合わせて基礎へ固定します。既存の基礎がある場合も、新しい機種にそのまま使用できるかは確認が必要です。
設置場所について希望がある場合は、工事当日ではなく、現地調査や見積もりの段階で相談しておきましょう。
④ 配管・配線を接続し、リモコンを交換する
給水・給湯などの配管や電気配線を接続し、必要な保温処理を行います。既存の配管や配線を再利用できるかは、状態と新しい機種への適合性によって判断されます。
また、交換内容に応じて台所や浴室のリモコンも取り替えます。屋外の設備交換であっても、室内への立ち入りが必要になることを覚えておきましょう。
⑤ 水張り・エア抜き・試運転を行う
接続後はタンクへ水を入れ、機種に応じた手順で配管内の空気を抜きます。そのうえで、漏水や動作の異常がないかを確認し、試運転を行います。
機器を置くだけで交換が完了するわけではありません。安心して使い始めるために、接続状態や動作を確認する工程も大切です。
⑥ 操作説明を受け、引き渡しとなる
最後に、リモコンの使い方や使用上の注意、設置状態などを確認します。作業場所の片付けや清掃も行われます。
一般的な交換では、撤去から設置、接続、試運転、操作説明まで、こうした工程を経て引き渡しとなります。実際の順番や確認項目は、機種と工事内容によって異なります。
工事前日までに準備しておきたいこと

搬入経路と機器の周りを片付ける
貯湯タンクは大きいため、人が通れる幅があっても、そのまま運び込めるとは限りません。
門から設置場所までの通路にある自転車、植木鉢、物干し用品など、移動できるものは片付けておきましょう。機器の周辺にも、作業できる空間が必要です。
大きな物置やフェンスなどを無理に動かす必要はありません。通路をふさぐものがある場合は、写真を送るなどして事前に相談してください。
駐車場所と荷下ろし場所を確認する
工事では機器や工具を運ぶ車両が出入りします。自宅の駐車場を使う場合は、車の移動が必要か、何台分のスペースを空けるかを確認しましょう。
駐車場所がない場合も、早めに伝えておくと当日の調整がしやすくなります。共用部分や隣地を利用する必要がある場合は、使用の可否を事前に確認してください。
浴室・台所・分電盤の周辺を空ける
リモコン交換や動作確認のため、浴室や台所で作業する場合があります。リモコン付近の小物や、作業の妨げになりそうなものを移動しておくとスムーズです。
分電盤の前も、人が安全に立てるようにしておきましょう。家全体を片付ける必要はありませんが、担当者が通る場所と作業する場所を整えておくと安心です。
水を使う家事と入浴の予定を調整する
断水が予定されている場合は、洗濯や食器洗いなどをその時間帯に重ねないようにしましょう。飲料水や手洗い用の水も、必要に応じて用意しておくと便利です。
工事前にお湯が使える状態であれば、入浴やシャワーを済ませる方法もあります。ただし、故障中の機器を無理に動かすことは避けてください。
子どもやペットが過ごす場所を決める
作業中は、重い機器の運搬や工具の使用があります。小さな子どもやペットが作業場所へ近づかないよう、別の部屋などで過ごせるようにしておきましょう。
玄関や門が開く時間もあるため、ペットの飛び出しにも気を付けたいところです。
工事中は水や電気を使える?
交換作業中は、お湯を使えない時間が発生します。一方、水道や電気をどこまで使用できるかは、配管の構成や工事内容によって異なります。
給湯設備側だけを止めて作業できる場合もあれば、一時的に家全体の水道を止める場合もあります。電気についても、エコキュートの回路だけを止めるのか、ほかの範囲にも影響するのかを確認しておきましょう。
施工案内でも水道を使用できるケースと断水を伴うケースがあるため、すべての工事に同じ条件を当てはめることはできません。
在宅勤務や調理の予定がある方は、工事前に次の点を聞いておくと安心です。
- 水道を使えない時間帯はあるか
- トイレやキッチンの水は使えるか
- 家全体の停電を伴う作業はあるか
- 使用を再開するときに注意することはあるか
交換したその日にお風呂へ入れる?
当日中に入浴できるケースはありますが、工事の終了直後から十分なお湯を使えるとは限りません。
エコキュートは、水を温めてタンクにためる設備です。新しい機器へ水を入れて試運転を終えても、入浴に必要な量のお湯ができるまで、沸き上げの時間が必要になります。
必要な時間は、機種、給水温度、外気温、使うお湯の量などによって変わります。シャワーを短時間使う場合と、浴槽へ湯はりをして家族全員が入浴する場合でも、必要量は異なります。
担当者には「何時ごろから、どれくらい使えそうか」を確認しましょう。工事開始が遅い場合や作業が長引いた場合に備えて、その日の入浴方法を考えておくと慌てずに済みます。
引き渡し時に確認したいポイント

説明を受ける際は、普段使う操作を中心に確認しましょう。
- 湯はりの開始・停止方法
- 給湯温度とふろ温度の設定方法
- 沸き増しの操作と残湯量表示の見方
- 契約している電気料金プランに合った設定
- 日頃のお手入れ方法
- 不具合が起きたときの連絡先
古い機種と同じ感覚で操作できるとは限りません。よく使う機能をその場で確認しておくと、使い始めてから困りにくくなります。
取扱説明書や保証関係の書類、工事内容が分かる書類も、まとめて保管しておきましょう。保証の対象や受付先は、本体と工事で異なる場合があるため、相談先を確認しておくことも大切です。
よくある質問

まとめ|工事の流れと生活への影響を確認しておこう

エコキュート交換当日は、古い機器の撤去から新しい機器の設置、試運転、操作説明までを行います。事前に搬入経路や作業場所を整え、断水や立ち会いの予定を確認しておくと、当日を落ち着いて迎えられます。
工事の終了時刻だけでなく、お湯が使えるようになる目安も忘れずに確認しましょう。
エコのQ太郎では、エコキュートの交換や機種選びに関するご相談を承っています。設置場所や搬入経路、交換当日の過ごし方など、気になることがあれば事前にお知らせください。ご家庭の状況に合わせて、交換に向けた準備をご案内します。







